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1時間に23回、無意識に顔を触っている|男の触り癖をやめる3つの仕掛け

Y / codelab.bio 運営者

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同じ場所にばかりニキビが出る。片方の頬だけ色がくすんでいる。そういうときは、洗顔料を変える前に自分の手を疑ったほうが早いです。

2015年、シドニーの研究チームが医学生26人の講義中の様子をビデオで観察したところ、1時間に平均23回、手が顔に触れていました[1]。仕事中、スマホを見ているとき、考え事をしているとき。ほとんどが無意識です。

この記事を読み終える頃には、自分が1日のどのタイミングで顔を触っているかと、そこを潰すための仕掛けが3つ決まります。化粧品を買い足す前にできることです。

迷ったらコレ
まず1つだけやるなら、デスクで頬杖をつかない。手のひら全体が頬に密着する時間が一番長いのがこの姿勢で、変えたときの差がわかりやすい場所です。
乾燥やつっぱりでつい触ってしまうタイプなら、触り癖より保湿が先。順番はこれで固定です。
この記事の整理方法

大学で生命科学を専攻した運営者が、公表されている研究と公的機関・メーカーの公開データを突き合わせて整理しました(2026年8月時点)。数字の出どころは記事末尾に載せています。


なぜ顔を触ると肌に負担がかかるのか

理由①:手の菌が毛穴の近くに運ばれる

手には目に見えない菌が常に付いています。洗った直後でも、ドアノブやキーボードに触れた時点で戻ってきます。

顔を触ると、その菌が毛穴のまわりに運ばれます。毛穴の詰まりとアクネ菌(Cutibacterium acnes)の増殖は、ニキビができる要因の代表格です。

理由②:摩擦が角層に負担をかける

皮膚の一番外側の「角層」は、ラップ1枚ほどの厚み(約0.02mm)しかありません。ここが水分を抱えて、外からの刺激を受け止めています。

同じ場所を1日に何度もこすれば、当然この層は削れます。削れた場所は乾きやすくなり、赤みが出やすくなる。それを何年も繰り返した結果が、茶色いくすみとして残ります。デスクで頬杖をつく側の頬だけ色が濃い人がいるのは、これが積み上がった状態です。

理由③:手の皮脂が顔に移る

ただでさえ皮脂が多い場所に、手の脂を上塗りしている状態です。とくにTゾーン(額・鼻)はもともと皮脂量が多いので、昼過ぎに鼻がテカる人は、あぶらとり紙を買い足す前に、まず手を止めてみてください。

顔を触ることで起きる3つの経路(菌の移動・摩擦による負担・皮脂の拡散)と、それぞれ起こりやすくなること(ニキビ・色素沈着・毛穴詰まり)を示した図
図:顔を触る習慣で起きる3つの経路

1日のどこで触っているのか

「触らないようにしよう」と思っても、いつ触っているか把握していないと止めようがありません。男性の1日を追うと、手が顔に向かうタイミングはだいたい決まっています。

時間帯 触りやすい場面 よく触る場所
起床直後 寝ぼけて目をこする 目のまわり
ヒゲ剃り後 剃り残しを指で確認する あご・口周り
通勤中 スマホを持つ手で頬に触れる/マスクを直す 頬・あご
仕事中 考え事で頬杖・あご触り 頬・あご
昼食後 口元を手で拭う 口周り
夕方 疲れて目頭を押さえる 目のまわり

このうち、回数が多いのは仕事中、1回あたりの接触が長いのは頬杖です。すべてをやめようとすると続かないので、まずはデスクの時間だけを狙います。


特に注意したい3つの癖

1. あごや口周りを触る

ヒゲ剃り後は肌に細かい傷ができやすい状態です。そこへ手の菌と摩擦が重なります。口周りにばかりニキビが出るなら、洗顔料を変えるより先に、あごへ手をやる癖を止めてみてください。

2. 目をこする

目のまわりの皮膚は顔の中でもっとも薄い部類です。花粉やコンタクトでこすりがちな人ほど、目の下だけ茶色くくすみやすくなります。

3. 頬杖をつく

指先で触れるのと違って、手のひら全体が数十分密着したままになります。3つの癖のなかでは、これが一番やめる価値があります。


触らない環境の作り方

意志の力で止めるのは無理です。触れない状況を先に作ります。

手の置き場所を決める

PC作業中は両手をキーボードに、スマホは机に置く。手が「行き場のない」状態を作るのがコツです。

デスクそのものが肌に効いてくる話は、在宅ITの肌荒れとデスク環境にまとめています。

頬杖は意志で我慢しようとすると必ず負けるので、物理的に潰します。効くのは次の3つです。

  • 椅子を上げて、肘が机に届かない高さにする。土台がなくなれば頬杖の姿勢は取れません
  • 手にマグカップを持つ時間を作る。片手がふさがるだけで、顔に向かう回数は目に見えて減ります
  • Web会議で自分の映像を表示しておく。頬杖をついた瞬間に自分で気づけるので、在宅の日はこれが一番手っ取り早いです

スマホを拭く

通話のたびに頬に当てるガラス面を、何日拭いていないでしょうか。週1回、アルコールのウェットティッシュで拭く。カバンに1袋入れておけば、電車で座ったときの30秒で終わります。

寝具を替える

寝ている間の6〜8時間、顔はずっと布に触れっぱなしです。横向き寝が多い人は、あたる側の頬から荒れやすくなります。枕カバーは週1〜2回、2枚を回して交換するのが現実的です。

触ってしまった後をどうするか

どれだけ仕掛けを作っても、顔を触る回数がゼロになることはありません。大事なのは、触った後に上塗りしないことです。

汗をかいたらタオルでこすらず押さえる。ヒゲ剃り後の剃り残しは、指でなぞらずタオルで拭く。手を洗うタイミングは「帰宅直後」と「デスクに座る前」の2回だけ決めておくと、意識しなくても手が清潔な時間が長くなります。

完璧にやろうとすると続きません。触る回数を半分にする、くらいの温度でちょうどいいです。


乾燥で手が伸びる人は、保湿が先

つっぱりや乾燥が理由で顔を触っている場合、仕掛けをいくら作っても手が伸びます。この場合は保湿が先です。

ちなみに、かゆみや赤みが数週間ひかないなら、それはもう乾燥の話ではありません。化粧水を買い足して粘るより、皮膚科に行ったほうが早く片づきます。

風呂上がり、体を拭いたその場で手が届く位置に化粧水を置いておく。洗面台の鏡の前ではなく、脱衣所の棚です。30秒で塗り終わる導線を作っておくと続けやすいです。

無香料・アルコールフリーで、なくなったらまた同じものを買えばいい定番が肌ラボ 極潤ヒアルロン液(区分:化粧品/170mL)。保湿成分は4種のヒアルロン酸で、水分を抱え込ませるタイプの設計です。とろみは強めなので、水のようなサラサラ感が好みなら好き嫌いが分かれます。成分と向き不向きは 肌ラボ 極潤は男の肌に合う? で整理しています。

化粧水でできるのは、乾燥やつっぱりをやわらげて、手が伸びる回数を減らすところまで。ニキビや色ムラのほうは、触り癖の側で潰します。役割分担です。

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ドラッグストアの棚で、迷わずカゴに入れられる価格帯です。オープン価格なので店や時期で変わります。金額はリンク先で確認してください。


よくある質問

Q1. 顔を触らないだけで本当に意味がありますか?

A. 手で持ち込む菌、手の皮脂、こすれ。この3つを毎日減らせるので、洗顔料を買い替えるより先に試す価値はあります。かかるのはお金ではなく意識だけです。

Q2. 「1時間に23回」はどう測った数字ですか?

A. シドニーの研究チームが、医学生26人の講義中の様子をビデオで記録し、顔に触れた回数を数えたものです[1]。医学生を対象にした観察研究なので、職種や場面によって回数は変わります。自分が何回触っているかは、在宅勤務の日にスマホで自分を撮ってみるのが手っ取り早いです。

Q3. ヒゲ剃りや洗顔のときはどう触ればいいですか?

A. 「擦らない・押さない・必要最小限」が原則です。タオルは擦るのではなく押さえる、洗顔は泡で滑らせる、ヒゲ剃り後は手で確認せずタオルで拭く程度にとどめる。肌を触る必要がある場面自体を減らすのが近道です。


まとめ

やっていること 肌の上で起きていること
顔を素手で触る 菌が毛穴のまわりに運ばれる
摩擦を繰り返す 角層への負担、乾燥や色素沈着
手の皮脂を顔につける 毛穴の詰まり、テカり

顔を触らないことは、お金をかけずに今日から始められて、しかもやめた分がそのまま肌の負担の引き算になる、数少ない習慣です。高い化粧品を1本足す前に、手を止めるほうが先です。

まず今日1日、デスクにいる時間だけ意識してみてください。

本記事はアフィリエイトリンクを含みます。価格・容量・商品名は2026年8月時点で確認しています。紹介製品は公式の成分・容量・価格などの客観データをもとに選定しており、実際の使用に基づく評価ではありません。感じ方には個人差があります。使用中に赤み、腫れ、かゆみなどが出た場合は使用を中止し、症状が続く場合は医療機関に相談してください。

執筆:codelab.bio 運営者(大学で生命科学を専攻/医療従事者ではありません)。医学的な監修は受けていません。

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参考文献

  • [1] Kwok YLA, Gralton J, McLaws ML. Face touching: A frequent habit that has implications for hand hygiene. American Journal of Infection Control. 2015;43(2):112-114.(オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学の研究チームが、医学生26人の講義中をビデオ観察。1時間あたり平均23回、顔に触れていた)